12月5日(木)の６時間目に、第2回学校保健委員会を行いました。委員会には職員のほか、学校医さん、学校評議員さん、ＰＴＡの皆さん、児童保健委員会の皆さんなどたくさんの皆さんが参加しました。

　今回のテーマは「薬物乱用防止」です。まず、保健委員さんが劇をしてくれました。友だちが学校を休んでいるので、みんなでお見舞いに行きます。元気になってほしいという思いから、いろいろ薬を差し入れします。でも、大人用の薬をあげたり、下痢もしていないのに下痢止め薬を渡したり、家族に処方された薬を勝手に与えたり。挙句の果てに、抗生物質のあまりや、スッキリするからとコーラを渡したりする始末。休んでいた子はますます体調が悪くなり、口からは血が出てしまうような状態に。この間違った薬の与え方をクイズ形式で発表していました。薬物乱用と聞くと、オーバードーズを思い出しますが、身近な薬でも、気をつけて使わないといけないなと考えさせられました。

　質問コーナーでは学校医さんが丁寧に解説していただきました。

①歯磨き粉は必要？　フッ化物を含むものは効果が期待できます。フッ化物を口に残すために、水は大さじ一杯でよくクチュクチュして一度だけゆすぎましょう。

②体が大きい子も子供用？　体格に応じて大人用を飲むことも考えられます。

③目薬が残ってしまいます！　４週間で使い切りましょう。冷蔵庫に入れれば多少伸ばしても。ドライアイの人は、朝まぶたを温めると、涙が出やすくなります。

　講評として薬剤師さんからは、「今日の子どもたちの劇は分かりやすかった。やはり薬のやり取りは危険ですのでしないでください。」とのお話をいただきました。先日の閉鎖で延期していた「学校保健委員会」は縮小開催で12月8日にすることにしました。勉強も遊びも健康だからできるものですので、今後も健康安全な生活について子どもたちに啓発していきたいと思います。