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山上多重塔建立記念式典に参加してきました

公開日
2025/07/17
更新日
2025/07/17

学校のようす

 7月17日(木)の朝、地域の「山上多重塔建立記念式典」からお誘いを受ましたので、参列してきました。

 塔婆石造三重塔(山上多重塔)は平安時代に地域の安寧を願って建立された石造多重塔で、国の重要文化財にも登録されています。そして、この古い石碑をずっと昔から地域の人が協力してきれいにしたり守ったりしてきているのです。ちゃんと塔身に「延暦 廿年(801年)七 月十七日」と書かれているので、7月17日が建立記念日と分かるというのがすごいですね。塔は相輪・屋根・三つの塔身が礎石の上にまっすぐ立っていて、高さは男性の身長くらいです。

 この式典は市長さんや国会議員さん、地域の方が集まって盛大に行われました。保存会の方々が大切に管理している地域の大切な文化財です。旧国宝だったときもあるそうで、保存協会の方は「再び国宝に」を目標に保存にがんばっています。

(参考 塔に書いてある言葉)

如法経(法華経)を安置する。この塔は、朝廷・神祇・父母・衆生・含霊いっさいの生命あるもののために造られた。小師である道輪が、この塔を建てるのに関与した。それは延暦20年7月17日である。願うところは、絶え間なく地獄のような苦しみを受けている衆生を救い、永く安らぎを得て悟りの世界へ到達されることである。