5年生米づくり 脱穀と籾摺り
- 公開日
- 2025/10/30
- 更新日
- 2025/10/30
学校のようす
5年生の米づくりもだいぶ終盤になってきました。10月30日(木)の作業は脱穀(だっこく)と籾摺(もみす)りです。今回は10月3日(金)に刈り取ったバケツ稲の稲穂を使います。1ヶ月ほど干していたので稲穂は完全に乾いています。
まずは稲から籾を外す脱穀の作業をします。前会長さんは足踏み式脱穀機をもっているので、それをもってきてくれました。針金のついたドラムを回して稲を当てると籾が向こうへ飛んでいきます。なかなか優秀な機械ですね。ただ、ドラムの回しはじめにちょっとこつがいり、自分の方へ回転させてしまう子もいました。全員が体験して、脱穀作業はスムーズに終わりました。
脱穀した籾には、稲の葉や藁(わら)くずが混ざっているため、これを取り除く必要があります。前会長さんは唐箕(とうみ)ももっていて、それももってきてくれました。唐箕で風を起こし、籾と藁くずが混ざったものを高いところから少しずつ落とすと、重い籾は下に落ちて、軽い藁くずやゴミは遠くに飛ばされるので選別されます。これも人力で行いました。
籾が取り出せたところで、籾から籾殻を外して玄米にしなければなりません。これは臼などを使うことが多いようですが、今回は棒で突いて外します。一升瓶に棒を入れてつついたイメージです。今回は、校内の竹藪から取った竹を用務員さんが短く切ってくれたのでそれを使います。子どもたちはお話を楽しみながら一心に棒で突いています。ある程度突いた後に、再び唐箕を使って玄米と籾殻を選別します。それを何度か繰り返しましたが、完全に籾殻を外すのは難しかったです。残りは前会長さんが持ち帰り、機械で摺ってくれるとのことです。
ほんの2リットルほどの籾でしたが、2時間使うたいへんな作業でした。今はコンバインが刈り取りから脱穀まで一瞬で行ってくれます。文明の理器はすごいものです。
+2