不審者対応避難訓練
- 公開日
- 2025/02/19
- 更新日
- 2025/02/19
学校のようす
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コロナで中断していた不審者対応避難訓練ですが、通り魔的事件も後を絶たなく、子どもたちに危険回避の能力を高めることは大切であるため再開しました。ちょっと寒い日でいたが2月19日(水)の3校時に行いました。今年は、4年1組に男が乱入するという設定で、子どもたちの逃げ道の確保、不審者・児童に対応する職員の分担、警察への通報、不審者への対応などを実践的に訓練しました。
講師として桐生警察署のスクールサポーター(以下SS)の方2名にお願いして、監修と指導講評を行っていただきました。不審者役のSSは黒ずくめでいかにもという格好で来ていただきましたが、これは本気で訓練するのでさすまたで自分自身がけがをしないように着ているのだそうです。
10:45、不審者が4の1に侵入すると、子どもたちは連絡カードを持ってすぐに扉から出て、隣の組の先生に渡します。3階の職員が連携して、子どもを逃がしたり対応の応援にあたったりします。ある程度の先生が集まると、不審者の動きによって身の安全を保ちながら距離をとったり、動きを封じたりする仕方を教えていただきました。ということで、約10分ほど子どもたちは校庭で待っていてもらいました。
無事不審者を確保して、今度は子どもたちへの指導を行います。世の中にどんな危険があるかを教えてもらった後、今日は低中高3名の代表者に、実際に声掛け事案が起きた時の対応を実践してもらいました。そして、分かったことは①まず20m振り返らずにダッシュ、②追いかけられランドセルを掴まれたら、手を後ろにしてランドセルを放す(できればベルを鳴らす)、③後ろから羽交い絞めにされたら、しゃがむと脱出できることも、④手を掴まれたら引かないで逆に前に出ると外れる、⑤抱き上げられたらとにかく暴れる、⑥相手のすねを蹴ると、一瞬手が離れる、などです。
今日は、SSの体を張った訓練でたいへん勉強になりました。今年度は、地震、引き渡し、火事、不審者と避難訓練を行ってきました。でも、めったに起こることではありません。だから、自分だけは大丈夫という安全バイアスが働いて、危険から回避できないことがあります。定期的に避難訓練を行うことによって、「体が覚えていて逃げる」ようになるとよいと思います。